常識以前の良識を

間もなく、八月。
厳しい暑さが続いています((+_+))
暑中お見舞い申し上げます。

つい先日、出張中の新幹線での車中の出来事。
同じ車両の乗客の中に、急病の方が発生(@_@;)

ほどなく、
「ご乗車のお客様にお願いでございます。
ただいま、○号車にて、急病のお客様がいらっしゃいます。
お医者様か看護師の方がいらっしゃいましたら、
至急、○号車までお越しいただけるようにお願いいたします。
お寛ぎのところ、恐れ入りますが、どうかご協力よろしくお願いいたします」
とのアナウンス。

その後、数分で、男性二人、女性二人の
ドクター、ナースが続々と足早に登場!
応急処置をして、急病の方は次の駅で下車し、
待機する救急車で病院に搬送されることに!
大事にいたらず、本当によかったですヽ(^o^)丿

しかし、その間、
写真を撮る、SNSへ投稿する人を多く見ました。
ゲリラ豪富や電車遅延など、身近にあるアクシデントを
TwitterやFBなどで、よく見かけます。
写真付きのものも、とても多いです。
でも…
人の命に関わるアクシデントに遭遇したら、写真や投稿よりもやることがあるでしょう。
どう考えても、人として健全な状況とは思えませんでした。

急変に気づいたら呼びかけをする
大急ぎで乗務員を呼びに行く
座席のリクライニングを倒して少しでも楽になってもらう
座席を空けて肘掛を上げて横になってもらう
手持ちのペットボトルで冷やす(症状によっては)
など…
近くにいる人たちと協力することだってできます。

写真や投稿をする人たちの傍らで、
夏休みに入ったばかりのお孫さんを連れた老夫婦が、
急病の方に一生懸命、声をかけ、手を摩っていらっしゃいました。

常識とは「一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・意見や判断力」
良識とは「物事の健全な考え方。健全な判断力」
(goo辞書より)
もつべき普通の知識・意見以前に、人として健全な考え方や判断を
心に持ち合わせることを忘れたくはありません。

※写真は、本文とは関係ありません。
(長野新幹線車中でいただいた高崎名物「だるま弁当」)

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2014. 07. 30